マンションの間取りは、ある程度の家族に当てはまる様(万人)な間取りで販売されています。3人家族・4・5人の家族を想定し造られていますので、家族構成、生活環境の変化で「使いにくかったり」「使わない部屋があったり」してきます。
また、年数を重ねると汚れや設備関係の故障なども始まり、そこで理由はいろいろあると思いますが「マンションリフォーム」を検討することになります。
1、マンションリフォームの注意点
一戸建てなら家のことは全てにおいて家主が決めれます。敷地も建物も全部自分の物ですから。
しかし、マンションはそういきませんよね。お住まいの方なら良く分かると思いますが、マンションには「専有部分」と「共用部分」とに分けられます。
ここの線引きは各マンションで違っているのでマンションの管理組合の方に直接お問い合わせください。(結構分け方が、ややこしいところもあります。)
マンション区分ざっとご紹介 参考ページ公益財団法人 マンション管理センター
こんな区分けの種類があります。が!!現実的でないものばかりでした。
①共用部分説・内法説(うちのりせつ)
マンションの天井・壁・床の表面までが供用部となり、その内側の空間が「専有部分」
となります。実質天井・壁・床はいじってはいけません。って決まりですが、専有部分
の所有権を認めることと矛盾するので現実的ではありません。
②専有部分説・壁心説(かべしん)
専有部分と供用部分の境界線が壁の中心と考える分け方です。
この考え方だと、壁の中心部分まで所有者が自由に変更できてしまうので、両隣の居住者が
お互いに壁の中心まで解体したら「こんにちは!」と挨拶ができてしまう画期的な・・・。
いやいや、この説も構造管理の面でもNGなので「適当ではありません。」と記述されております。
③折衷説・上塗説(せっちゅうせつ・うわぬりせつ)
この説は躯体部分は供用部分(コンクリートのところ)で上塗り部分の躯体以外は専有部分とする分け方です。
クロスの張り替えやフローリングの張り替えが可能です。
現在販売されているマンションの多くは折衷説・上塗り説を採用しています。
昔の区分方法が現在では当てはまらなくなったのでしょう。時代と共にルールも変更されています。
築年数の古いマンションでも必要であれば随時、管理組合によって決まりが変更されておりますので
やっぱりマンションの組合に相談するのが良いでしょう。
2、マンションリフォームの可能範囲
マンションリフォームで専有部分は好きにできることは先の記述でおわかり頂けたと思います。では、具体的にどんな工事が可能なのでしょうか?
・和室が必要ないから洋室にしたい!! ○ (費用15万円~)
・子供も独立したので間取りを変更したい!! ○(費用20万円~)
・お風呂を最新のユニットバスにしたい!! ○ (費用48万円~)
・クロスを貼り替えたい!! ○(費用3万5千円~)
・キッチン・洗面・トイレを入れ替えたい!! ○
参考費用載せて見ました。現場の状況・規模により変動します。
ほとんどの工事は可能ですね。他にあるかな?
・フローリングを・・・ ○
・照明を変えたい ○
・照明の位置を・・・△移設の可能なものと躯体直とで移設可能か別れます。
・トイレの位置を変えたい!! △ 排水の水勾配の許す範囲で可能。現場調査が必要です。風呂場・洗面も同じく△。
とまあ、大概のリフォームは可能ですが、水周り・電気関係は専門家に現場を見てもらわないと判断が難しいところです。
ご近所のリフォーム話を聞くのも参考になります。
まずお客様がやることは、可能か否かは考えずに「あーしたい」「こーしたい」を紙に書いてください。予算や施工可能かは工事業者にお任せ下さい。
見積もりが予算オーバーな場合は、優先順位の低い工事を無くしたり、材料を見直したりしていけば良いのです。
まずは、ご相談ください。
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